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近年、防犯意識の高まりから、家庭や事業所で防犯カメラを導入するケースが増えています。しかし、防犯カメラの種類は多岐にわたり、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、防犯カメラ選びで失敗しないための7つのポイントを解説します。
・屋内用 家庭内やオフィスなど、屋内での使用を想定しています。 電源及び通信環境(LAN又はWi-Fi)の心配が不要。 ・屋外用 玄関先や駐車場など、屋外での使用を想定しています。 防水・防塵性能を備えていることが必須です。
画質は、撮影された映像の鮮明さを左右します。 高画質なものであれば、800万画素~1200万画素、低画質であっても200万画素の防犯カメラがあります。 100万画素未満のカメラでは、顔や車のナンバープレートなどの細部が不鮮明になるため、証拠映像としての利用が難しい場合があります。 当然高画質であるに越したことはありませんが、高画質であれば、その分、記録容量も必要となり、また、プライバシーの問題もあります。 プライバシーを意識する場合は、必要以上に高画質にすべきではありませんが、ほとんどのカメラは録画時の画質を抑えることが可能です。 何に重点を置くのかがポイントで、例えば、何らかの被害に遭われた場合に、加害者を鮮明に捉えたいのであれば、高画質なものを選択すべきでしょうが、鮮明に捉えたところで、知人でない限り、どこの誰なのか分かるものではありません。 ある程度加害者の特徴や侵入・逃走方面が分かり警察が活用可能な程度でよいのであれば、200万画素もあれば十分です。 また、設置場所からの距離にもよります。 広い庭や事業所等で広い敷地、また、道路の道幅が広かったり離れていたりする場合は200万画素では物足りないものです。 画質と合わせて比較的重要なのが夜間でも映し出す暗視性能です。 現在、販売されている多くの防犯カメラは暗視機能が付いてます。 暗視性能には大きく分けて2種類あり、赤外線照射によるものとライトを照射するもので併用されているものもあります。 赤外線によるものはモノクロ(グレー)録画となり、ライトの照射によるものはカラー録画となります。 共に光線の照射距離に注意が必要です。 暗視機能が付いているカメラの多くは充分な明るさが無くても少しの明かりで映し出す高感度カメラを搭載しているものですが、高感度カメラではない場合は注意が必要で、別途灯りを用意する必要があります。
録画方法には、主に以下の3種類があります。 ・SDカード録画 MicroSDカードが主流で128GBでも1,000円前後~購入できます。 商品によっては、TFカード(MicroSDカードと互換性のある記録媒体)と表現されているので注意が必要です。 手軽に導入できるのがメリットですが、容易にカードを抜き取れるため事業所や管理の行き届かない場所では不向きです。 また、MicroSDカードは消耗品です。そのため、使い始めは半年に一度、3年経過後は3ヶ月に一度を目安に定期的な録画映像の確認をお勧めします。 ・専用録画装置による録画 主に事業所向きのものですが、導入コストが高額となります。 ・クラウド録画 インターネット経由で映像を保存するため、記録媒体のメンテナンスが不要となりますが、ランニングコストがかかります。 災害時に電気及び通信インフラにダメージを受けても、エリア外から録画映像を取得できるため、災害に最も強い録画方式です。
屋内であれば、天井に取り付けるドームタイプや据え置きタイプが主となります。 屋外の場合は、電源と通信環境を整える必要があり、一般のご家庭であれば太陽光パネルとWi-Fi対応のカメラのセットで問題はありません。 太陽光パネルとWi-Fi対応のカメラを個々に調達する場合は、バッテリーが太陽光パネルかカメラのいずれかに備わっていなければなりませんので、注意が必要です。 カメラ自体はあまり電力を消費するものではありませんが、日照時間が短い場所や季節では、発電量が消費電力を下回ることがあります。 その場合、室内の電源から直接バッテリーに給電することも視野に置き、バッテリー若しくはバッテリーと一体となっている太陽光パネルかカメラを取り外すことも考慮した方がよいでしょう。 カメラにバッテリーが付いているものであれば、スマホでバッテリー残量が確認できるものがほとんどですので安心です。 Wi-Fi環境が無い場合は、Wi-Fiルーターは数千円で購入できますので、お手持ちのルーターにLANケーブルで接続することでWi-Fi環境を整えることが出来ます。。 そもそもインターネット環境が無い場合は、携帯電波の4G対応カメラがございますが、SIMカードを購入し携帯料金と同様使用料金を支払う必要があります。 また、Wi-Fiの電波が届かない場所の場合は、LANケーブルによる配線、Wi-Fi中継器を設置する、4G対応カメラを導入をするかを選択することになります。 2階のベランダ等から見える範囲であれば高画質カメラで映し出す方法もありますが、夜間の明るさに注意が必要です。 事業所、ストーカー被害等で狙われている、または狙われることが予見されるご家庭では、初期化して防犯カメラを乗っ取られたりWi-Fi電波から映像を傍受されること等を防ぐため、LAN配線(配線は壁や天井内に収納)をお勧めいたします。 LAN配線には、LANケーブルで電源供給も行えるPoe給電もありますが、通常のルーターはPoe給電に対応しておらず、別途Poeアダプタを用意するか若しくは若干高額になりますがPoe給電対応のルーターを用意することになります。
近年の防犯カメラは、さまざまな機能を搭載しています。 動体・音声検知機能:動きや音声を検知したときのみ録画する機能です。記録する期間を大幅に延長できるため、活用することを強くお勧めいたします スケジュール録画機能:特定の時間帯だけ録画する機能です。 上書き機能:古い映像から自動的に上書きする機能です。 マスク処理:被写体にプライバシー空間が映りこまないように黒塗りする機能です。 顔認識:予め登録した顔を検知した際、アラームで通知等してくれる機能です。 PTZ:首ふり(Pan、Tilt)、ズーム(Zoom)機能です。 自動追尾:PTZの付加機能としてターゲットを追尾する機能です。 双方向通話:スマホとカメラで通話する機能です。
目的には大きく分けて、主に以下の3つに分類されます。 ・小さいお子さん、高齢者やペットの見守り 屋内に設置するもので、屋外用に比べ低価格です。 自動追尾機能が付いているものも多いのが特徴です。 屋内のプライバシー空間を撮影・記録するものですので、セキュリティが重要となります。 初期設定のパスワードは必ず変更し、ファームウェアを常に最新の状態に保つなど、セキュリティ対策を徹底しましょう。 ・犯行抑止 音や光でターゲットを威嚇し、防犯カメラ自体も目立つものを設置する。 通行人が往来するような場所へ設置すると近隣トラブルに繋がりますので、通常、第三者が立ち入らないような場所に設置することをお勧めします。 ・事案発生時の記録 既に狙われているわけではない一般のご家庭ではこちらに該当します。 防犯カメラを設置すると返って狙われると心配される方もいらっしゃるのではないかと思います。 そういった方は、コンパクトなカメラや2階のベランダ等に設置することで目立たないようにすることをお勧めいたします。 盗撮しているようで嫌だと思われる方は、「防犯カメラ設置中」等のステッカーを掲出するのもよいでしょう。 現在、販売されているコンパクトなカメラは、コンパクトとはいえ高性能で夜間も赤外線又は刺激を与えない程度の白色灯を照射しターゲットを映し出すものが一般化されてます。
防犯カメラの価格は、性能や機能によって大きく異なります。 屋外に設置する場合は、防犯カメラの耐用年数(5年~10年程度)を意識することをお勧めいたします。 予算に合わせて、必要な機能が備わったモデルを選びましょう。
防犯カメラ選びは、設置場所、画質と夜間撮影性能、録画方法、設置方法、機能、目的、価格などを考慮する必要があります。本記事を参考に、あなたのニーズに合った最適な防犯カメラを見つけてください。 プライバシーに関して、気にされる方も多いのではないかと思われますが、第三者のプライバシーを侵害することが目的ではなく、あくまでも防犯目的であれば問題はありません。 また、自治体によっては補助金を受けられたり、条例による制約があることもございますので、一度、自治体のウェブサイト等でお調べしてみるとよいでしょう。 それよりも重要なのは、日々多くの方が犯罪の被害に遭ったり、行方不明となったりしている今日を変える必要があります。 多くの方が防犯カメラを設置することで一歩ずつ真の平和に繋がっていくことを願っております。